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桜木知沙子『金の鎖が支配する』&『HEAVEN』

2008.01.16 (Wed)
さぁーて、今日は以前おすすめしていただいた作品の感想です。
なかなか読む時間がとれませんでしたが、やっと読めましたよ~♪

というか、オススメ本を教えていただけるだけで嬉しいこの現実。
ワシ、幸せものじゃ…(*´ω`*)
(皆さま、BLでもBLじゃなくてもおすすめ本がありましたら、この未熟者に教えてやってください。未熟者、とても喜びますんで。
あと本屋や古本屋に行ったときにもちゃんとチェックしますよ^^)

○『金の鎖が支配する』
○『HEAVEN』


そんなわけで今回は蒼さんに感謝感謝です♪
教えてくださって、本当にありがとうございまーす!

以下、あらすじと感想(ネタバレ含む)です。長くなりました(汗)

【More・・・】

金の鎖が支配する (キャラ文庫)金の鎖が支配する (キャラ文庫)
桜木 知沙子 清瀬 のどか

徳間書店 2004-03-27

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

【あらすじ】

どうしたら、この腕から逃れられるのだろう――。
専門学校講師の各務(かがみ)は、教え子の河本(かわもと)に毎晩のように抱かれていた。親友への禁じられた想いを隠す代償として……。
「バラされたくないなら、先生が相手をしてくれませんか?」。
半ば監禁のようにマンションに同居させられ、欲望のままに抱かれる日々。けれど、始めは奪うようだった愛撫が、次第に優しくなってゆき…!?


【感想】

設定は比較的ありがちかもしれない。
そういえばついこの間読んだ『微熱の引力』(可南さらさ)に、少しだけ似ていますね。
ようは、ある人への恋情を攻めに知られた受けが、その想い人に自分の気持ちを知られたくないがために、攻めの言いなりになって身体を明け渡してしまうという…。
違うところは攻めが受けより年下なところですね。年下が年上を…っていうのは、決して嫌いじゃないです。むしろ大好きです(笑)

この話も、なんやかんやで付き合っていくうちに攻め・河本がだんだん変わっていきます。真面目になり、SEXもやさしくいたわりあるものになっていきます。
各務(受)もそんな河本の変化に気づき、河本への見方が変わってきます。
母親に対する河本の態度を各務が諭して、河本がその態度を軟化させたり…と、まぁとにかくいろいろありまして、受けと攻め、二人の雰囲気が非常によろしい感じに。
このあたりになると河本だけじゃなく、各務も河本に惹かれているのがわかります。
ベタですね~♪でもこのベタが面白いのですよ!^^

この話が『微熱の~』と違うもう一つのところは、各務の想い人である北嶋に各務の気持ちと河本と各務の歪な関係を結果的に暴露してしまうところですね。
この場面、結構ドキドキしました。その後の展開とかなんとなく予想できるのに、ドキドキできるのは良い作品の証拠です。

というか、北嶋が本当にイイ人で良かった!
この人物設定は読んでいて嬉しかったです!ここで「北嶋が実は嫌なヤツでした」という展開はちょっと…なので(苦笑)

全体的にとても楽しんで読みました♪
ただ一つだけ欲を言うなら、その後のあまあまな生活っぷりをもうちょっと見たかった、ということかな。短い話でいいから、そのあたりを書いて欲しかったな~。



で、そんな私の欲を満たしてくれた作品がコレ↓ですよ。

HEAVEN (新書館ディアプラス文庫)HEAVEN (新書館ディアプラス文庫)
(2001/02)
桜木 知沙子

商品詳細を見る

【あらすじ】

紀宏は、高三の頃体の関係を持っていた小栗と、雪の舞う札幌の街で七年ぶりに再会した。
昔と変わらぬ小栗に心身ともに翻弄されるうち、紀宏は自分の本当の気持ち――ずっと小栗を忘れられなかったことに気付く。
けれど、長年付き合った薫子と婚約したばかりだった紀宏は…!?
表題作のほか「PARADISE LOST」「ETERNITY」の書き下ろし二篇を収録。
それはあまりにも激しく切ない、最上級のラブ・インパクト!!


【感想】

まず構成がいいかも。
「HEAVEN」・「PARADISE LOST」・「ETERNITY」という3つの話が収録されています。
簡単に言うと、「HEAVEN」が本編で、「PARADISE LOST」が本編の二人の過去話、そして「ETERNITY」は本編のその後が書かれているのです。

「HEAVEN」
内容はあらすじの通りです。
大学の研究室に籍を置いている松山紀宏(受)は、結婚間近の25歳。
高校三年のときに関係をもっていた小栗英俊(攻)と七年ぶりのクラス会で再会します。
小栗は身体の関係も含め、再び紀宏を振り回します。

最初私は、小栗の俺様な振る舞いにちょっとだけ怖気づきそうになってしまいました。私、(他人から見て明らかに)身勝手な俺様タイプは、改心してくれないとダメなのです^^;
だけど、小栗はそこまで非道で身勝手なやつではないことが読んでいくうちにわかったので、それからは全然平気でした。

紀宏も小栗のほうに気持ちがあるから、身体も許してしまうし、振り回されてしまう。
結局、お互いがお互いのことを好きなんですよね。
小栗の真摯な告白に、やっと紀宏も小栗に思いの丈を伝えます。

この話でポイントとなってくるのは紀宏の婚約者の女性・薫子でしょうか。割と普通の女性です。
私はあまりBLに登場する女性には感情移入しないほうですが、薫子の立場でよくよく考えると、結構気の毒な子なのかな。
あんなことをしちゃうなんて、よっぽど紀宏のことが好きだったんでしょうね。

というかあの緊迫した場面、なぜか涙がほとばしりましたよ。
感情移入していたんでしょうね。完全に自分が紀宏になって叫んでいましたよ(笑)
小栗が生きててくれてホッとしました。

「PARADISE LOST」
小栗と紀宏の高校三年の時の話です。
これは小栗視点なので、過去に小栗がどんな想いで紀宏と身体を繋げていたのか、その心がどう変化してきたのか、そしてどうして紀宏との決別を選んだのかが明らかになっています。
「HEAVEN」ではあまりわからなかった小栗の心情がわかることで、彼に対する印象がガラッと変わります。
っていうか、せつねぇ…。
これ、このあとのストーリーがわかってても切なくなりますね。別れとか、こちらが身を切られる思いですよ。
でもこの話、すごく好きだ!

「ETERNITY」
んで、最後のこれがしっかりと私の欲を満たしてくれたのですな♪
すごく短い話ですが、「HEAVEN」のその後が書かれていて、幸せそうな二人が垣間見られます。
前の「PARADISE LOST」の最後が切ないので、こういう話が最後にあると「嬉しい」…というより「安心する」という感じでしょうか。よかったな~、としみじみ思ってしまった。
末永く幸せに(^o^)



おすすめしていただいた本、大満足でしたよー。
蒼さん、ありがとうございました♪
これからも桜木さんの本に注目していこうと思います^^




《拍手レス♪》
>1月14日(1時半頃)、『タッチ・ミー・アゲイン』に拍手コメントをくださった(お馴染みの^^)匿名さまへ

こんばんは~♪拍手コメありがとうございます^^
ヤマシタさん、ほんとに面白かったですよね!
私も好きですレモン汁…ふふふww
わわ!好みが似ていますか!?(嬉) ベスト本は特に心配要素満載だったので、そう言っていただけると安心しますよー^^
なっ!新刊読んでわざわざ拍手しにきてくださるなんて…!あなたはどこの女神(?)ですか…!?
もう本当にありがとうございますっ!!(涙目&土下座)


>1月14日(20時頃)、『月のマダム』の拍手をポチッとしてくださった方へ

ありがとうございます♪
感想はただの萌え叫びになってしまいましたが、私の熱い想いは伝わっていますか?伝わったゆえの1ポチだと思っていいですか?(笑&切実)
【EDIT】  22:13 |  ★BL小説  | TB(0) | CM2  | Top↑
コメント
どうも、ご無沙汰しております。
とはいっても、日参しておりましたが…。
名前を呼ばれたので出てまいりました。

桜木作品楽しんでいただけましたようで、安心いたしました。

桜木さんのお話はベタなんですけど、そこがいいんですよね~(苦笑)
「金の鎖~」は各務先生が河本を看病するシーンにぐっときました。
河本もそりゃあ、ころっと骨抜きにされるわけです(笑)
学校の先生をやってる友達(BL好きなんですけど/笑)に読ませたところ、各務先生は教師としてうなずける考え方をしている!って言ってました。
別の意味で「へぇ~!」って思いましたね。先生はすごい…。

「HEAVEN」
は白桔梗さまのおっしゃるとおり!
本編・過去編・後日談
という構成がよいですよね。
小栗サイドのお話が読めることによって、本編の恋模様に納得がいきますし。
過去編の最後の行で「はぁ~…これからまた大変だぁ~」とため息をついたところで、後日談の微笑ましさがやってくるのが、すごいいいんですよね。

それと、私は傲慢な俺様攻には作中一度ガツンと頭打ってくれたら満足します(笑)

それでは。
これからもBL感想楽しみにしております。
蒼 |  2008.01.17(木) 18:24 | URL |  【編集】
■コメントありがとうございます♪
すみません。お名前を呼んでみました(笑)
というか日参していただいているのに、くだらない記事ばかりで申し訳ないです><;

桜木さんの作品、楽しませていただきましたよ~♪
私、ベタ大好きなのですよ。だからBLを読んでいる、といっても過言ではないくらい。

河本が骨抜きにされた(笑)看病シーンは、確かに良かったですよね。
私はBLに出てくる看病シーンにも弱いので、あのような場面はとても嬉しくなります^^

(ご友人が)BL好きな先生って…!
そんな先生に教わりたかった!(何言ってんだ…汗)
そうか、各務の考え方はちゃんと教師の考え方だったのか…。ほんと「へぇ~!」ですね。
あぁ、なんかすごく参考になりますm(_ _)m

「HEAVEN」の構成(小栗視点の過去話→後日談)はこれまたツボなんですよねー^^
別れたあと二人はどんな気持ちだったのか、とか私は自分がそのキャラになって考えてしまうんです。
で、そうすると最後の後日談がこの上なく幸せな物語に見えるんですよ。(いや、もうすでに幸せな話なんですけどね;)

本当に嫌な俺様キャラはそうですね、一発ガツンと、が必要ですよね(笑)
わかりますわー^^
白桔梗 |  2008.01.17(木) 20:58 | URL |  【編集】
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