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木原音瀬『美しいこと(上)』

2007.11.24 (Sat)
好きなBL小説家さんは山ほどいます。

だけど私にとって、
書かれている文章、そこにある一文字一文字をただ読んでいるだけで嬉しくなってしまうのは…
今のところ、木原音瀬さん・榎田尤利さん・いつき朔夜さんの三人(の作品)だけのような気がします。
〔←プロフィール参照/もっと増やさなきゃとは思っています;〕

この作品も学校に行く途中で購入し、もう居ても立ってもいられず駅のホームのベンチでページをめくり出すという…。
凍てつくような寒さも、びゅーびゅー吹きつける風もなんのその。読んでいる間は全てを忘れられるくらい、私にとっては威力を持つ文章。
大好きな作家さんの本を読めるって、当たり前で普通のことのように思えるけど、きっとものすごく幸せなことなんだ!と、こういうときに己の幸福を噛みしめたりします。


というわけで前置きが長くてすみません。
お待たせしました(誰も待ってない;)、『美しいこと(上)』の感想です。

2回読んでも、同じところで切なくなり、胸が痛くなりました。
あーんっ(´□`;)
やっぱり上下巻まとめて感想書きたかったよう…!


美しいこと(上) (Holly NOVELS) (Holly NOVELS)美しいこと(上) (Holly NOVELS) (Holly NOVELS)
(2007/11/21)
木原 音瀬

商品詳細を見る

以下、あらすじと感想(ネタバレ含む)と拍手レスです。
なんか長くなっちゃった(汗)

【More・・・】

【あらすじ】

松岡洋介は週に一度、美しく女装して街に出かけ、男達の視線を集めて楽しんでいた。
ある日、女の姿でナンパされ、散々な目に遭い途方に暮れていた松岡を優しく助けてくれた男がいた。
同じ会社で働く、不器用、トロいと評判の冴えない男、寛末だった。
女と誤解されたまま寛末と会ううちに、松岡は「好きだ」と告白される。
松岡は、女としてもう会わないと決心するが…。(裏表紙参照)


【感想】

会社員・松岡洋介の週に一度の気晴らし、
――それは“女装”。
毎週金曜日に完璧な女装姿で街へ繰り出し、男達の視線を集めていました。
BLによくあるネタ、“女装”。嫌いじゃないです。
最近はBLだけに限らず、そこかしこで女装ネタを見ますね。

元から美形な松岡は、女装をすることでそこらの女性より美しい女性に変身できます。
けれどそれにはリスクもつきもので、ある日酔った松岡が目覚めたのはホテルの部屋。
その日一緒に飲んでいた男に、ベッドの上で服を脱がされかけていました。
当然男だとバレ、逆ギレされて暴力を振るわれ、松岡はそのままホテルを飛び出します。
裸足で、荷物もお金もなく道でしゃがみこんでいた松岡に声をかけてくれたのが、同じ会社の寛末です。

同僚には評判の悪い寛末ですが、見返りなど一切期待せずボロボロの松岡に手を差し伸べます。
後日、寛末のほうから松岡(女装ver.)を好きになり、それから少しずつ近づいていく二人。
寛末は一途に真っ直ぐに松岡に自分の想いをぶつけてきます。こういう不器用な攻めは、木原さんの作品でたまに登場しますね。
その要領が悪く不器用な寛末の必死の猛アピールに、松岡は会わないでいようと思いつつも、完全に関係を切ることができません。

それどころか、だんだんと寛末に惹かれていきます。
こんなに真摯に熱烈に自分に想いをぶつけてこられちゃ、そりゃ誰でも堕ちますわ。
ゲイではなかった松岡も、相手が男だとわかりつつも、最終的には寛末を好きになっていきます。

けれど恋愛を進めていくうえで、いつかは松岡が男だということはばれるし、ばらさなくてはいけないことで…。
でも木原先生の作品でそのあとの展開が一筋縄ではいかないなんて、予想しなくてもわかるってもんです。
このあたり、私はドキドキというかヒヤヒヤして読んでいました。

で、案の定本当のことを白状しなければならない局面がきます。
『あなたは私がたとえ八十歳のおばあちゃんでも、小さな子供でも、あなたにつりあう人間でなくても、それでも愛してくれますか』(P.151)
と問う松岡…。
それに対する寛末の答えを聞いて、松岡は女装していた事実を言う決心をします。

そうして松岡は男の格好で本当のことを告白をするのですが、この後の寛末の態度といったら…!
全部書くのもどうかと思うので、その辺は読んでください。
ただ一言で言うと、寛末はヘタレというより、人としてちょっとどーなの!という感じですかね。
好きな女性が実は男だったから恋が冷めるのもわかりますよ。
でもあの態度はどーよ…、と哀しくなりました。

寛末に悪気はないんだろうけど、松岡(男ver.)に濡れ場で無体なこともしちゃうし…!P.195のイラストにはこちらが胸を締めつけられて、目を潤ませてしまいました。
切なすぎますよ、まったく。ううー(涙目)
このあとは最後まで、こちらが歯痒くなるような展開が続きます。

寛末、あんた自分の
『僕は君を美しい人だと思います。だけどその姿形より、心に惹かれます。正しくて、強くて優しい心に惹かれます』(P.151)
という言葉を忘れるなよ。
男である本当の松岡だってあんたのその言葉のままだよ。変わらないよ、よく見なよ!
と憤りつつ、地団駄を踏みながら、いま下巻を待っている私です。

雑誌でこの作品を読んでない身なので、この後の展開が全然わかりません。どーなの!どーなるの!
ホリーさん!もう一刻も早く発売してください!
心のジタバタがおさまりません。


あ、日高ショーコさんの表紙及び挿絵はサイコーでした!!
これを眼福と言わずして何と言う!
んもう、大好きだ!ヽ(*´∀`*)ノ
下巻も楽しみにしてまーす♪




《拍手レス♪》
11月24日の0時頃、「『美しいこと(上)』の感想の前に」の拍手をポチッとしてくださった方へ

うわーい!ありがとうございまーす♪
拍手はとても励みになります。
へなちょこ感想もアップしてみましたよ(苦笑)
【EDIT】  21:08 |  …木原音瀬  | TB(0) | CM4  | Top↑
コメント
白桔梗さん、こんばんは。

本当に、寛末には怒りがふつふつと(笑)
濡れ場シーンの寛末の言動には、目の前が真っ暗になる思いでした。
ひどすぎる……。

下巻、楽しみですね!
拾った噂によると、かなり書き下ろしの分量が多そうなので期待が高まります…!

(それから、別記事へのレスで申し訳ないのですが、拍手は私ではないです~。)
春永 |  2007.11.25(日) 01:13 | URL |  【編集】
■そうなんですよ~
私は予約したもののまだ入手できてないんですが、日高さんの挿絵だけ食い入るように凝視してきました(笑) 美しいことは雑誌掲載時に読んでいた+白桔梗さんの感想よむと、私も焦らしプレーには我慢できそうになったので、1月に(下)と一緒に読んでもいいかな~とのんびり構えています。

雑誌掲載時では、恋のめばえ??の初期の初期ぐらいで終わってしまったので。単行本では是非そこの辺を納得いくまで描き切ってもらいたいと思います。今の木原さんなら、ちゃんと書いてくれるハズ!!(と期待)

(下)の表紙もすごく期待しているので…(*>ω<)v

追伸)拍手の犯人は私で~す♪
okapi |  2007.11.25(日) 08:18 | URL |  【編集】
■春永さまへ
コメントありがとうございます♪

ほんと寛末の最初のほうの印象が良かっただけに、あの態度や仕打ちは読んでるほうも辛かったですよね…。
例のシーンで、私は思わず「あんた(寛末)、なにやってんの……怒&涙」と声に出して呟いていました;;

書き下ろし…!ヽ(゜∀゜)ノ
その噂通りだったら、書き下ろしに俄然期待してしまいますね。
下巻が本当に待ち遠しいです♪はやく一月になれー!

※拍手の件
はわわ…!すみません、ただの早とちりでした(汗)
親切にありがとうございます(><)
はずかしいので、あの文字は消しておこう…(//_ _)σ∥
白桔梗 |  2007.11.25(日) 12:26 | URL |  【編集】
■okapiさまへ
コメントありがとうございます♪

日高さんのイラストは食い入るように凝視しちゃいますよね☆
私も買う前にじぃ~と見つめましたもん。
下巻の表紙も本当に楽しみです。

私ものんびり構えればよかったかな、なんて少し思っちゃいました。半ばがっつき気味に読んだので、続きが気になってしかたないです((゜□゜))
雑誌で読まれた方が羨ましい。でも、「恋のめばえ??の初期の初期」か…(遠い目)
これはもう書き下ろしに期待するしかないですね!

※拍手の件
はわわ…!(その2)
あの拍手はokapiさまでしたか!(@д@;)
早とちりしてしまいすみませんでした&1ポチありがとうございました♪
白桔梗 |  2007.11.25(日) 12:42 | URL |  【編集】
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