読んだ本(漫画、BL本含む)の感想や日常などをつらつら書いてます。
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鳥人ヒロミ『成層圏の灯』1・2巻
2007年08月29日 (水) | 編集 |
本作は、以前ビブロスから出ていた
『成層圏の灯』 『年上の人』 『セミ・シングル』 『幾千の言葉より』
という4冊のコミックスを、『成層圏の灯』として二冊にまとめたものである。

私は今年の一月に三浦しをんさんの『シュミじゃないんだ』を読んで、はじめてこの成層圏シリーズの存在を知った。
それまで鳥人さんの作品は『彩おとこ』1・2巻しか読んだことがなく、この成層圏シリーズが名作として名高いということもその時知ったのだ。

読んでみてこのシリーズが漫画文庫として新装される理由がよく分かる。むしろ新装しなきゃダメだわ(入手しにくい状態はいかん)。
新たに発行してくれた新書館さん、ありがとう!

そしてやっぱり私も言いたい。

言わせて。


…コレ、 名 作 だ。うん。


成層圏の灯 1 (1) (WINGS COMICS BUNKO)成層圏の灯 1 (1) (WINGS COMICS BUNKO)
(2007/08)
鳥人 ヒロミ

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成層圏の灯 (2) (新書館ウィングス文庫―WINGS COMICS BUNKO)成層圏の灯 (2) (新書館ウィングス文庫―WINGS COMICS BUNKO)
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以下、あらすじと拙い感想。
【あらすじ】

佐伯徹は写真のモデルを引き受ける代わりに、喜瀬川英に食事とカラダを要求する。
遊びの関係だったはずが、どんどん深みにはまっていくふたり。
だが、喜瀬川には心の傷が。
彼はかつて実の叔父である聖と肉体関係にあったのだ――…。
表題シリーズ九編を収録した、ボーイズ・ラブ史上に残る感動の名作、喜瀬川と佐伯のリアル・ラブ・グラフィティ開幕!! (1巻裏表紙参照)


【感想】

さすがにコミックス4冊をまとめた全二巻だけあって、読後は怒濤の如き奔流に押し流された小枝のような気分だった。
要するに読み終わって疲れたわけだけど、それは悪い意味じゃなくて、読み応え充分な内容にプラスして、ところどころで感情を揺さぶられたり目頭が熱くなったりしたからだ。

でもね、これが万人にオススメできるかといったら首をかしげてしまう。
なぜなら、いつもなら感想の上のほうに書く「○○×□□」というのがないことに起因する。つまり…
リ バ なわけだ。苦手な人もいると思う。
ちなみに私は(作品によりますが基本的に)大好物です、リバ。
リバが苦手じゃなかったら、是非読んでほしい良作であることは間違いなし。


さすがにかなり長い間にわたって描き続けられたシリーズだけあって、一話一話の温度や色に微妙に差異があったり、描いた時期によって別人みたいに絵柄が違ったりする。話と話をはさんだキャラクターの心情の変化も、「あれ?突然だな…」と思ったところがないわけじゃない。
でも最初から最後まで面白さは一貫して変わらない。これは凄い。
途中で全然ダレないし、常に「どうなるんだろう、どうなるんだろう…」という緊張感を読者は味わう。

私はずっと佐伯と喜瀬川の幸せを願っていた。主人公二人が一緒になって幸せになることを。
途中、喜瀬川の叔父・聖にものすごぉーっく感情移入してしまい、喜瀬川と聖の幸せな日々が永遠に続いていけばいいのに…と思いそうになったり、脇役の唯さんにもなかなか心動かされたけど、やっぱりね。
佐伯と喜瀬川がくっついてハッピーエンドを迎えてほしかった。
だから最終的に私が願ったとおりの結末で本当に安心した。
それぐらい最後の最後までハラハラドキドキしていたし、その分、結末を読んだときの嬉しい気持ちは大きく、同時に疲れたのだな。

一つ言えることは、
「こういう素晴らしい作品にまた出会えた私こそが幸せ者に違いない。」


※余談だが鳥人さんの絵に関して…
私は「SEASON」「赤い鳥」「愛と嘘つきの夜」「セミ・シングル」(←全部『成層圏の灯』1・2巻に収録されている)の時期の絵柄が一番好きだ。これは単に好みの問題(^-^;)
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