2017年09月 / 08月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫10月 

スポンサーサイト

--.--.-- (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【EDIT】  --:-- |  スポンサー広告  | Top↑

宝井理人『セブンデイズ―MONDAY→THURSDAY』(原作:橘紅緒)

2007.09.10 (Mon)
えー、原作が橘紅緒さん、作画が宝井理人さんの漫画です。
これが予想以上に良かったわけですが、一つ思ったことがあったり…


橘さんの文章って意外に漫画原作に向いてると思う!
※注:作画にもよります

(うわぁ、なんか最大に語弊がある感じ↑になってしまった…)

橘さんの小説は実は結構読んでる私ですが、いやいや別に橘さんの文章が嫌いなわけじゃないですよ!
むしろどちらかというと好きなほうです。
でも、橘作品は何かの片手間に、ちょっと気楽な気持ちで読めるものじゃないような気がするのよね。特徴的な文章を書く人。「空気を読ませる」というかなんというか…(もごもご)

だから、俺とお前の真剣勝負っ=☆
…じゃないですけど(汗)
私が橘さんの作品を読む場合、真剣に文章と向き合わないと、展開・情景描写・心理描写・台詞及び会話など、物語の流れを構成する全てから置いて行かれそうになります。
つまりちゃんと読まないと、空気を一瞬見失いそうになるんですな。
(それはアンタの読解力が他人より劣っているからだと言われればそれまでなんですけどね…。私はよっしゃっ読んでやるぞぉーと燃えている時に、橘作品をチョイスします♪)

で、それが漫画になるとどうなったかというと、上記の太字に戻るわけですよ。
漫画だから空気を見失わないし、流れはよく分かるし、話はもちろん橘さんが作ってるから面白い。でもこれは宝井さんの力も大きい!(それは続きで書いてます。)
結論から言うと、橘さんの文章と宝井さんの絵柄がベストマッチだったということです(*´∀`)/


セブンデイズ―MONDAY→THURSDAY (ミリオンコミックス 42 CRAFT SERIES 22)セブンデイズ―MONDAY→THURSDAY (ミリオンコミックス 42 CRAFT SERIES 22)
(2007/09/01)
橘 紅緒

商品詳細を見る

それでは以下、あらすじと感想ですわ!

【More・・・】

【あらすじ】

「俺とつきあってよ 芹生」
高校三年生の篠弓弦は、月曜日の朝、弓道部の後輩である芹生冬至と校門で出逢う。
学年を問わず女生徒に人気の芹生は月曜日の一番最初に告白してきた相手と必ず付き合い、週末に必ず別れると噂されている。
一週間限定の恋人――弓弦の軽い気持ちから出た一言でつきあうことになったふたりだが…(裏表紙参照)


【感想】

>芹生冬至(せりょう・とうじ)高校一年
>篠弓弦(しの・ゆづる)高校三年
この二人の一週間の物語『セブンデイズ』。

あらすじにもありますが、芹生は色々な人と一週間限定の付き合いを今までしてきており、たまたま月曜に会った弓弦の軽い一言で二人は付き合い始めます。
普通こういう場合、期間限定の付き合いなんかをやっているほうが性格的に軽いんじゃないかと思いますが、この物語では違います。
芹生はいたって真面目かつ真剣。なぜなら過去の恋を振り切るために、本気で好きになれる人を見つけたいからです。
一週間で別れてしまうのは誰にも本気になれなかったからで、多分本人としては本気になった人とは一週間以上付き合っていくつもりでしょう。

一方弓弦はというと、明るく天真爛漫な感じの彼のほうがこの付き合いをお気楽に捉えています。弓弦はとりあえず一週間楽しもうというスタンスをとっているので、それに気づいた芹生は少し苦しい思いもしていて切ないんですけどね。芹生としてはこれはゲームじゃないのに…という気持ちです。


二人の様子を見ると、先輩の弓弦が後輩の芹生を振り回しているように見えます。うんうん、でもいい雰囲気よ♪
最初のうちは互いに恋愛感情はなく、それどころか弓弦は芹生のことを軽いヤツだと認識していましたが、付き合っていて分かる芹生の誠実さや真面目さからその認識はすぐに改めます。そして(おそらく)だんだんと互いに惹かれていきます。
惹かれていく様子は文章としては書いてないけど何となくわかります。
こういうところ、とても橘さんっぽい。空気で読ませるカンジ。

ネタバレだけど、木曜までの間に一応キスまでします。
場所も場所だしロマンチックだー☆きゃわゆいねぇ、…でヘヘ。


この作品、お話としてすごく面白いと思います。さすが橘さん。
もうね、そこかしこに橘色を感じますよ。男性キャラ・女性キャラ・言葉づかい(及びモノローグ)・会話のテンポ・ちょっとした間・物語全体の温度の低さ…etc…
でも一番凄いのは、この橘色を漫画として描ける宝井理人さん!
もちろん宝井さん自身のカラーも失わず、これだけしっかりと橘作品の雰囲気を表現できる力量に脱帽。
シャープで繊細でキレイ系な絵柄も橘さんの話とキャラクターに本当にピッタリ。すごいわ。
今回初めて宝井さんを知ったけど、いつか個人の漫画も読みたいなー。これから要チェックかも!


あ、一つ注意。
みなさん、コレ続き物ですよー。
本作は「MONDAY→THURSDAY」でしたが、次の巻からはFRIDAY→になるんでしょう。
うー楽しみだー!っていうか楽しみすぎて待てないよ!
早くっ、早くぅっ!




****************************

※最後に最高にいらぬ余談…

自分も高校時代、弓道部に所属していた。
なんでもそうだと思うけど、自分の専門分野(?)に関しては自然と見る目が厳しくなるものだ。
私もその例に漏れず、弓道が登場するエンターテインメント作品(特に漫画)に向ける目がいつも自然と厳しくなってしまう。
今回、この『セブンデイズ』の(部活がメインではないので)少なめな弓道描写はどうだったかというと――うん、及第点。
割合良かったんじゃないかと思う。宝井さんがちゃんと(取材か資料かわからんが)調べて描いてくれているのが分かる。

って、「こんな偉そうに!オメーは何様だよ」と今自分で思ったが、まぁいい。
じゃあついでということで、私が今までに読んだ弓道が出てくる漫画(ジャンル問わず)の中で、一番弓道描写が本物に忠実だったのは何かというと……
それがじつはBL漫画の『凛!』シリーズ全3巻(原作:神奈木智 作画:穂波ゆきね)だったりする。
いろんな細部の絵がほぼ忠実だからスゴイ。それもそのはず作画の穂波さんは弓道経験者だそうな。
『凛!』はお話自体も面白いので(エロ薄めだけど)、未読の人は読んでみるといいかも。

あーあ、本当にどうでもいい余談だ(苦笑)


凛-RIN-! (キャラコミックス)凛-RIN-! (キャラコミックス)
(2002/12)
神奈木 智

商品詳細を見る
【EDIT】  15:57 |  ★BL漫画  | TB(0) | CM4  | Top↑
コメント
はじめまして。
放浪してたら、こちら様にたどり着きました♪
私は今更「セブンデイズ」に出会いました
最高ですね!!ホントにまじで。

でゎでゎ・・・お邪魔しました
また来ます*
智怜 |  2010.06.26(土) 23:08 | URL |  【編集】
■智怜さんへ♪
こんばんは。はじめまして!

なのに、なのに…
コメレスが遅くなってしまいまして
大変申し訳ありませんでした!!!><;

「セブンデイズ」いいですよね~^^
私は今でもかなり読み返します。
二冊を最初から最後までぶっ通しで読むと
待たされた身としては何度でも感慨深い思いにかられます。
白桔梗 |  2010.07.10(土) 00:00 | URL |  【編集】
■どうも
はじめまして
セブンデイズについて検索していたらたどり着いた放浪者です
今更ながらコメントさしてもらいます^^

セブンデイズが私は一番好きな漫画で、それを白桔梗さんが細部まで熱く語っていてとてもうれしいです!

作品(漫画)を読む→ニヤニヤする→ドラマCD(前編の1本しか持ってません><)を聴きながら作品を読む→ニヤニヤする→もう一回作品を読む→ニヤ(ry
という感じで楽しんでいます(笑)

あ、私も一応弓道部でした(/ω・\)チラッ
でも弓道関係の作品に触れたのはセブンデイズが初めてです。
そこまで弓道熱心になってなかったからなのかわかりませんが、セブンデイズを読んでいてちょっと疑問に思ったのが1つあります。
それは、「あれ?握り革がないぞ・・・?」です。
なんか、弓弦と芹生が引いているときの描写を見てると痛々しいです(笑)
あの状態で皆中するとは流石だってそっちに尊敬してしまいました^^;
ああいう弓もあるのかな?

まあ、とにかく2冊必ず通して読むんですが、読んでいてスカっとしますよね(´∀`*)
個人的に前編の表紙がとても大好きです。
かなりきました(笑)
いい天気の昼下がりでの逆光(?)でうつる何気なく歩く被写体達・・・がとても自分の中でツボにきました♪(←日本語が下手ですみません)
小池ちゃんっぽい髪の毛が見えるんですがもう少しうつっていてほしかったです。

早くもう一本のドラマCDも手に入れたいです!
というかセブンデイズのグッズをもっと出して欲しいです
作品はあれでお腹いっぱいですが(笑)

白桔梗さんのおすすめの凛!っていう漫画も読んでみたいです^^

長々と暑苦しい長文失礼しました!( `・ω・)ノシ
沙遠 |  2012.03.02(金) 00:39 | URL |  【編集】
■沙遠さんへ
コメントをいただいてから約一ヶ月……
(きっとここをもう見ていらっしゃらないとは思いますが…)
いくら私事に追われていたとはいえ、あまりにも遅すぎる返信になってしまいましたこと、平に謝り倒す所存でございます。
大変申し訳ありませんでした!(土下座)

そしてそして、このような拙い過去記事へコメントをくださいまして、
本当にありがとうございました!!
とても嬉しいです(^-^)

* * *

実は四年半前のこの記事は自分の中でも相当に恥ずかしい部類に入ってしまうものでして、「自分痛すぎる!」という思いしかないので、ネットの海を巡っていてこのような記事に辿りついてしまった沙遠さんのような方には本当に申し訳ない限りです><
(なんか謝ってばかりですね^^;)

ただ、セブンデイズが大好きな思いは今でも変わりませんし、いまだに何回も読み返す作品です!
あと私も必ず2冊通して読みますよ^^
通しで読むと改めて、「これもうめちゃくちゃ名作だなぁ」と感じます。

(私も前編しか聴いていませんが)ドラマCDもいいですよね~♪
表紙も両方美しくて大好きです!書店で平積みにされていたときはすごく目を引きました。
(宝井さんの表紙は他作品も美麗で眼福ですvv)

それと!弓道経験者はっけーん(`@ω@´)!
沙遠さんも弓道部だったんですね。なんか親近感…^^
セブンデイズは確かに握り革がなかったですね。
あのまま弓引くと痛そうですね(笑…そもそもうまく引けるのかな?)

弓道をやったことがあると弓道の描写がある漫画やテレビ番組などにいちいちツッコミを入れてしまいます。
で、その描写が本格的だったりすると「あ、経験者だな」とか「よく調べたな」と一人ウンウンと納得するという(笑)
ある意味、弊害かもしれませんね。

なんでこの記事で別作品を紹介したのか過去の自分を問いただしたいのですが(汗)、とりあえず『凛!』はオススメです。(特に弓道描写)
あとは同じ宝井さん作品である『花のみぞ知る』シリーズもすごく良いですよ♪ ぜひ機会がありましたら^^
白桔梗 |  2012.04.01(日) 13:56 | URL |  【編集】
コメントを投稿する
Url
Comment
Pass  編集・削除するのに必要
Secret  管理者だけにコメントを表示
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
 | HOME | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。